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自分は少しバレーがうまくなった
「じゃあ 、今日の竹下選手の指導で “自分は少しバレーがうまくなった”と思う人手をあ げてみてください!」
さっと、8人の子どもたちの手が挙がりました。「君たちには、お手本のスパイクを打ってもらいます、竹下選手のトスで!」キチンと自分でアピールできたことへのご褒美を用意しました。参加者はもちろん会場に詰め掛けた保護者からも歓声があがります。

11時、那覇空港到着。伊江島B&G海洋センター蔵下さん、沖縄ビーチバレー界の“兄貴”安座間新也さんと合流、4名で島に向かいます。セスナ機で!
 竹下選手ともどもちょっと興奮気味。30年前のスバル自動車に羽根が付いたような
それはそれは狭い機内。プロペラをうならせ珊瑚の海を見下ろしながら20分ほどで伊江島に到着しました。
到着後、沖縄そばをいただきながら打ち合わせ。その後会場の中学校へ移動。車を降りた時からもう手拍子が聞こえてきます。「お〜盛り上がってるぞ!!」こちらもテンションがあがってきます。関係者挨拶のあと、「コーディネーション・トレーニング」スタート。
30分ほど体と脳をあたためたところで、竹下選手へバトンタッチ。
 基本技術系を中心とした「伊江バレーボール教室」がスタートしました。単に“交流イベント”ではないチキンと中身のある教室をおこなうのは難しいものです。iacでは担当アスリート自らが内容を考え構成するのが原則です。竹下選手は今オフが初めての活動なので僕も注目していました。さすが!と感心したのは、まず自らお手本となってプレーを見せること、そしてアンダー、オーバーと基本の基本を指導したあと「ゲームで起こる状況への対応技術」をはじめたときでした。
実際のゲームでは、やさしいボールはやってこない。大きく横に動く方法、もっと大きく横へ動く時の足の運び。アンダーでもオーバーでも対応できないボールへの対処法。子どもたちも食いつきが明らかに違っていました。こういう指導をするところにセンスを感じずにはいられません。(って、バリバリの全日本選手に向かっていってしまう素人・・・)
さて、子どもたち。もっと緊張するかなと思いましたが、ほんまに明るく元気!!島の中学生男女と小学生。そして交流のある本島知念(レッツ知念)の小学生チームも参加して大賑わいです。夕方の懇親会に、中学生の子たちが顔を出してくれました。なかでも“伊江島の竹下”ことナミノちゃんのあいさつに僕はちょっと感動して涙がこぼれました。じっと聞いていると、どんどん涙がでそうなので隣の竹下選手に「泣きそうやなあ 」と言うと「ほんとですね・・・」。
その後は若手の三線演奏でエイサーを安座間選手らと一緒に踊り大いに盛り上がったのでした。
翌日13時、フェリーで離島。島の学校で3年間勤めた先生方の離任式とも重なって感動的なお別れのシーンでした。「竹下選手。夢と感動をありがとう」という垂れ幕を船のデッキからずっと見ていたら、感動して涙が出てきました。また竹下選手に「泣きそうやなあ 」といったのは言うまでもありません。
冒頭の「うまくなった人手を上げてください」の話の続き。
これには条件がありました。「チャレンジは1回だけです。失敗しても。」これもスポーツでは重要な要素のひとつです。つかみとった1回のチャンスをどう捉えてどう生かすかを思いながらトライするものいい体験になると僕らは考えました。うまくいった子、手を上げてという呼びかけにあげられなかった子、1回だけといわれ緊張して失敗した子・・・。次の「手を上げて!」が来たときに躊躇なくつかんでトライできますように。


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